娘さんしかいないご家庭が『永代供養付き墓地』を選ぶべき3つの理由

自分が死んだ後、娘には極力負担を掛けたくないと考えるのは、親として至極当然のことです。
特にお墓はというのは、お金もかかりますし、そして何より墓石は形としてあとに残るものです。
墓石が形としてあとに残れば、維持管理の費用や最終的な墓じまいの費用も娘さんやそのご家族の負担になります。
この、自分達の終の住処が、大切な娘さんの重荷になるのは心が痛みます。
だったら、こうすればいいじゃないか。
- お墓を建てずに、死んだ後は遺骨を海に、山に撒いてもらおう。
- 他の誰ともわからない人の骨と一緒に合葬してもらおう。
そう考える人もいるでしょう。
確かにご自身はそれでいいかもしれません。
しかし、当の娘さんはどう思うしょうか?
ご両親のご遺骨は形を失い、どこに向かって手を合わせればよいのかわからず、花や線香の一つもあげられない状況を。
もちろん、考え方は個人の自由です。
ですが、私は寂しいと思います。
私の両親はまだ健在ですが、もし亡くなってしまった後、親の遺骨が海に、山に撒かれたら、他の人と一緒に合葬されたら、そんな想像すると正直寂しいです。
じゃあどうすればいいの?って話ですよね。
墓じまいするとわかっていながら、お墓を建てるの?寂しくないようにお墓を建てて、多少の負担は我慢してもらうの?
いいえ大丈夫です。
私は普段お仕事で、霊園の管理を行っていますので、ありがたいことに様々な方からいろいろお話を伺うことがあります。
そんな私が感じることは、娘さんしか居らっしゃらないご家庭の方は『永代供養付き墓地』を選ぶべきだということです。
永代供養付き墓地を選ぶことで、将来の不安や悩みは完全に解消されると感じています。
では今からその理由を3つにまとめて解説していきたいと思います。
目次
永代供養付き墓地とは
そもそも永代供養付き墓地とは一体何なのでしょうか。
いかにも宗教的な専門用語のように聞こえますが、内容は至ってシンプルなものです。
永代供養付き墓地とは、お墓の維持管理を一定期間お客様の代わりに管理者(霊園)がおこなうサービスのことです。
この、一定期間というのは管理者(霊園)によって年数は異なりますが、一般的には7年、13年、23年、など仏教の回忌に合わせた年数を定めているところが多いです。
要するに、
- 承継者がお墓を守れなくなった
- 承継者がお墓を守ることをやめた
- 承継者がいなくなった
このような事態に陥った時に『一定期間お墓は撤去されず、管理者(霊園)がお墓をお守りしていく』ということです。
では、この永代供養付き墓地を『娘さんしか居ないご家庭』に照らし合わせて考えていきましょう。
理由その1. 娘さんがお墓を「継ぐ」or「継がない」の選択ができる。
永代供養付き墓地はお墓を『継ぐ』『継がない』の選択ができます。さらに、もし仮に『継いだとしても』この先いつでもやめることができます。
どういうことかというと、永代供養付き墓地は、最終的に必ず『管理者が一定期間お墓を守る』というサービスがあるからです。
私はこの制度が娘さんにとって大切なモノだと考えています。
例えば、娘さんがお墓に入ることはなくても、お墓を守ることはできる。って方は多くいらっしゃると思います。
またその反対に、娘さんがお墓を守ることすらも難しいという方もいらっしゃるでしょう。
さらに言ってしまえば、そんな将来のことなんてどうなるかわからない。って方がほとんどだと思います。
そこで必要になってくる要素は「選択肢がある」ということです。
娘さんが嫁ぐかもしれないし、出戻りするかもしれない。将来ずっとお墓を守ってくれるかもしれないし、経済的な理由で守れなくなるかもしれない。
こんな不確定要素が多い状況で、「娘さんが将来必ずこうしなければいけない」という決められた中でお墓を建ててしまうと、結果的に将来とてつもない負担になる可能性があるからです。
娘さんのことを将来的に考えて「選択肢がある」「選択肢が残されている」というは、その時その時、変わりゆく本人の状況によってベストな選択ができるということに繋がります。
そして永代供養付き墓地はそんな「選択肢がある」お墓です。
要するに、娘さんが、まずお墓を継ぐかどうかの選択ができ、さらに仮に継いだとしても途中でやめる権利も残されているということです。
この「選択肢がある」というのは娘さんにとっても、ご両親にとっても安心のサービスです。
理由その2. 娘さんに墓じまいの費用負担が掛からない
先ほど私は、一定期間管理者が無料でお墓を守るサービスが永代供養付き墓地の特徴だと説明しました。
ではさらにその後、一定期間が経ってしまった後は、どうなるのでしょうか。
一定期間終了後は、その墓石は撤去し、なかのご遺骨は合祀墓にて合同供養されます。
俗にいう、墓じまいです。
近年墓じまいする人が増えていますが、一般的な墓じまいの平均費用は30万円前後かかります。
さらに、お寺だと離檀料で数十万~数百万円かかったという人もいます。
もし、そんな墓じまいの費用が娘さんの負担になると考えると背筋が凍りますよね。
永代供養付き墓地では、その墓じまい費用は一切かかりません。
厳密にいえばお墓を購入時に超格安で先払いするケースがほとんどだからです。
実際の墓じまい費用の1/3以下の金額で購入することができます。
もちろん民営霊園なのでお寺のような離檀料などというものはそもそもありませんので、一定期間の管理料と墓じまい代金を合わせて格安で購入できるという仕組みになっています。
そのため残された娘さんには一切負担は掛かりません。
理由その3. お墓があることでいつも故人を感じられる
永代供養付き墓地は一般的なお墓と形式はほとんど変わりません。
墓石を建て、なかにご遺骨を埋葬し、お墓参りをすることができます。
これがどれだけ大切なことかわかりますでしょうか。
私は冒頭に自分の両親の遺骨が海に、山に撒かれてしまうことは寂しい。知らない人たちと一緒に合葬されるのは寂しい。こう言いました。
なぜ寂しいと感じるのか。
両親のことを、想う日が、感じる日が、いつかなくなってしまうのではないかと思うからです。
お墓という形があれば、お墓参りにいくことで、亡くなった両親に会いに行くことができます。
お墓の掃除をして、花を供え、お線香をあげ、手を合わせて話しかけることができます。
自分の近況報告や、悩みごとなど。時には子供のころの思い出を心の中で会話することができます。
普段、お墓を管理する側の立場にある私は、お墓参りする方たちと日々接しています。
そしてお話を伺っているうちに、お墓に対してこう感じるようになりました。
『お墓とは、故人のためではなく、残された者の幸せためにあるのだと。』
皆さん、お墓参りをした後は、とてもすがすがしい気持ちになり、明日からまた頑張ろう!って元気が出るそうです。
決して散骨や合葬を否定しているわけではありません。
しかし、このお墓が多様化する時代だからこそ、あらためてお墓とは何なのか、何のためにお墓を建てるのかを考えるべきなのだと思います。
残された娘さんの幸せが、あなたにとって一番の幸せなのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか。
娘さんに負担を掛けないお墓「永代供養付き墓地」
ご両親のお墓があるという充実感と、費用の負担が掛からないという安心感を両立することができる新しいお墓です。
まさに娘さんしか居ないご家庭にピッタリなお墓だと思います。
実際に当社が運営する川崎清風霊園の永代供養付き墓地も、お申込みいただくほとんどの方が娘さんしか居らっしゃらないご家庭の方々ばかりです。
娘さんしかいないご家庭の方、是非ご検討してみてはいかがでしょうか。
- 川崎清風霊園の永代供養付き墓地『清風ガーデン墓所』